そこに置かれた程良く色付いた肉と玉ねぎは俺の食欲を過剰なまでに刺激する
すかさず玉子を混ぜ始める
カチャカチャとリズミカルに音を鳴らして玉子を「溶く」やつもいるが
俺はざっくりと「混ぜる」
このムラを楽しむのが俺にとって至高なのだ
たっぷりとめしに乗っている肉をざっくり混ぜた玉子にどっさりと付けて食う
コクのある牛乳やチーズの様な濃厚で芳醇な味わいが口の中に広がる
すかさずめしを口の中へ放り込む
うまいっ
めしに対してのつゆの割合が絶妙である
しかしこの肉と玉子相性の良さは何なのか?
他の牛丼屋と比べて特に吉野家ではそれが際立っているのだ
ここで紅ショウガの存在を忘れてはいけない
とにかく山盛りにしてしまう輩もいるらしいが程々にしておこう
肉の半分程は玉子ですき焼き風に食うが、残り半分は普通に牛丼として食う
そもそも今日の昼めしは二つの味を楽しむつもりでここに来ているのだ
程々に乗せた紅しょうがの上に七味を投下
辛くないのでしっかりと振っておく
正式な牛丼ってのがあるのかは知らないが紅しょうがと七味は外したくないものだ
ガッツリと食ってもまだめしが残っている
さすが特盛りだ
しかし俺がなんの為に玉子をふたつ頼んだか
そりゃあ残っためしにぶっかけるに決まってんだろ?
・・・1,063㌔カロリー+97㌔カロリー×2=1,257㌔カロリー
午後からのハードな仕事でこんなカロリーなんてすぐに消費しちまうだろうな
さあ、晩めしは何を食おうか・・・
返信する